自然栽培綿カーテン|きなりの部屋



ごあいさつ

カーテンの仕事をして40年。自然栽培綿カーテンを制作して22年になります。
インテリア業界では無謀と言われる素材であった「手紡ぎ・ガラ紡機」で紡がれた糸を使い、機織りに近い動力織機を使い織られた生地、柔らかく同ロットでもムラのある生地、どう考えても無理な生地への挑戦でした。

誰もできないカーテンであればなおさら作ってみたい、そのような中で、何とか使えるようにならないかと、最初は横糸を抜き切りっぱなしのクリップカーテンを作りました。それでも左右、上下の伸びがそろいません。それをピン止めしながら固定して上下のバランスを取りながら作りました。
そうこうしている中で、どうしてもこの生地でなければ駄目だと言うお客様に出会いました。「きれいに縫えなくてもいいから縫製して欲しい」と言われ、縫製屋さんにノークレームでお願いし縫ってもらいました。確かに出来上がりは波打ち、カーテンとしては商品ではありませんでしたが、お客様は満足されました。それと同時に、私と縫製屋さんも燃えて来てそれから数年後に完璧ではありませんが、充分納得して頂けるものが出来るようになりました。頑張っていただいた縫製屋さんに感謝です。
せっかくなじんだ生地です。もっと活用できないかと、この度も新たな挑戦をしています。「くつろぎセットと壁布」です。是非新HPを最後までご覧ください。

自然栽培綿生地の力

自然の恵み、紫外線カット商品になります。
自然栽培綿生地は、化学加工をしなくても紫外線をカットします。日本紡績検査協会近畿事業所の検査結果では、ガーゼレースで60%前後、白綿ドレープで90%以上、柿渋染め、茶綿では98%以上のカット率となりました。
その理由としては、「手紡ぎ・ガラ紡の綿毛と綿油」だという事が分かりました。より自然の状態を活かした商品だから出来ることです。

そして、綿布の常識である縮みですが、この生地は綿毛を活かした紡ぎですので、季節によって伸縮します。乾燥している時は縮み、湿気のある時には伸びます。一年中変化しています。呼吸をしているという事です。
縮の心配はいりません。
私たちは、生きていく中で呼吸を繰り返します。お部屋の空気は大事です。
加工されている生地と加工されていない生地では、空気が違います。化学物質過敏症の原因は大気中の空気です。少しでも安全な空気を吸っていただきたい。
一日の成人の方が吸われる空気の量は約12.000ℓ。2ℓのペットボトル6.000本です。これが毎日となると大変な量です。健康を維持するには、自然の多い、良い空気の所に行くしかありません。それは難しいでしょう。身体を休める場所、できれば寝室だけでも空気を変えてください。それだけでも大いに体質の変化があると思います。

化学物質過敏症

「化学物質過敏症」とは、身の周りで当たり前のように使われているさまざまな「化学物質」に反応してしまい、頭痛や倦怠感、不眠など多岐にわたる症状があらわれる疾患のことを言います。
一度に多量の化学物質を浴びたり、少量でも長期にわたって浴び続けることによって、その人の体の許容量を超えた時に一気に発症します。
一度過敏症になると、ごく微量の化学物質に接しただけでも強い拒否反応を繰り返し示すようになり、重症になると日用品のほとんどのものが使えなくなります。また、電磁波にも反応することがあり、その場合は、家電製品が使えなくなります。
治療としては「有害物質を生活環境から取り除く」「有害物質を体外に出す」「免疫力を高める」の3つが基本的な方法となります。そのためには「バランスのとれた食事」「きれいな空気を吸う」「有酸素運動」などを心掛けることが大切です。 平成21年10月には国に病名認定がされ、保険診療が受けられるようになりました。
(上記の内容は化学物質過敏症支援センターの内容を抜粋させていただきました。)